クレームをつける男性01

パチンコを打っていると、いくら使おうがビックリするくらいに当たらない時ってありますよね。

そして、イライラを抑えきれずに他の台に移動すると、自分が打っていた台に座った後任者がアッサリと当たりを引き当てる・・・

こんな事が何度も続くと「自分はお店にマークされていて遠隔されているんじゃないか」と疑う方もいるかもしれませんが、あなたがどれだけ「遠隔だ!」とクレームを言っても無駄な理由があるんです。

全く当たらない時は遠隔をしている?

私が以前勤めていたホールでも、あまりにハマリがひどいと遠隔を疑われました。

しかし、元ホール店員の立場からすると、全く当たらないからと言って遠隔という言葉をすぐに持ち出すのはどうかと思います。

 

なぜなら、パチンコの大当たりは完全確率で抽選されているから。

昔のMAXタイプ(1/399)なら2,000ハマリも見かけたことがありますし、甘デジ(1/99)で1,000ハマリも見かけたことがありますが、そもそも甘デジですら1日単位で見ると確率が収束することはありません。

大ハマリがおかしいわけではない

私が昔勤めていたホールでは、パチンコはハマればハマるほど当たりやすくなると勘違いしている常連客がいました。

しかし、通常状態、確変状態という概念を除けば、実際にはどれだけハマろうと大当たり確率は常に一定です。

 

完全確率というのを噛み砕いて説明しますが、例えば箱の中に99本のくじが入っており、その中に1本だけ当たりがあるとしましょう。

ハマればハマるほど当たりやすくなっていると思っている方は、くじを1回引く度に箱の中のくじが「98→97→96・・・」と減っていくと考えていますが、パチンコに当てはめた場合は引いたハズレくじはそのまま箱の中に戻さないといけないことになります。

つまり、常に1/99の確率で大当たりが抽選される・・・ということです。

 

どうです?

99本あるくじの中から1本の当たりくじを引き当てると考えると、いかに甘デジと言えども中々当たりを引くのは難しいと思いませんか??(笑)

これが1/300とか1/399だったらもっと難しいです。

 

メーカーが公表している初当たり確率付近に収束するには、最低でも分母の100倍くらいは試行しないといけません。

それでも収束してくれない可能性はありますが、あなたがもし何年もパチンコを打っているなら、今まで打った台の回転数と大当たり回数を全て加味すれば、それなりの数値に収まるはずですよ。

警察に摘発されるリスクは冒さない

ここまでの話を聞いても遠隔を信じて疑わない方がいますが、今では警察に摘発されるリスクを冒してまで大当たりを制御するホールはありません。
(※昔のホールのことは分かりませんが・・・)

もし警察に摘発されて営業停止になればその間の営業利益の損失は測りかねませんし、何より信用を落とせば営業再開できたとしても客足が遠のき、ホールそのものが立ち直れないほどのダメージを受けます。

 

以前あるお客に、「警察に介入されるくらいのレベルのハマリやぞ」とクレームをつけられたものの、その直後に大当たりを引き当てると「クレームを付けたら店長ボタン(遠隔)が発動した」とご機嫌になりましたが、それもただの思いこみです(笑)

当然、顔認証システムを使ってマークしているお客を当たらなくする、といったことのもないのでご安心を。

当たらない時間がある?

ただ、体感的に当たらない時間、当たりやすい時間というのは存在します。

例えば、平日の朝~夕方くらいの間は当たらないと感じやすいでしょう。

その一方で、夕方以降の時間帯が当たりやすいと感じている方は多いのではないでしょうか?

 

実は、この理由は台の稼働率にあります。

朝~夕方くらいの時間帯は仕事をしている方が多いため、稼働率が低くてホール全体の台の回転数が少なく大当たり回数が少なくなりがちですが、仕事終わりのお客が集まり出す夕方以降は稼働率に比例して大当たりが多くなる・・・というわけです。

夕方以降の方が見た目上は当たっている台が多く見えるかもしれませんが、割合で見れば朝~夕方までとほとんど変わらないので、時間帯は特に気にしなくて大丈夫ですよ。

当たりにくい時期は確実にあります

拳を握る男性01

1日のうちの限られた時間だけでなく、パチンコで当たりにくい時期は確実にあります。

それはずばり、年末年始やゴールデンウィークなどの大型連休中です。

大型連休中は放っておいても平日よりホールにお客が集まるので、ホールもそれを見越して厳し目に台を調整してきます。

 

いわゆる回収日というやつですね。

釘調整でシビアで全然回らないようであれば、初当たりを引くまでに時間も投資もかさみます。

一応、現在はホール側が釘を調整してはいけないことにはなっていますが、今後導入が予定されている封入式パチンコになった場合も全台最低設定で放置しておけば回収できるわけです。

まあ現在も設定付きパチンコは導入されてはいるものの、設定を使っているホールはほとんどないでしょうけどね(笑)

 

しかし、釘が読めれば打たなくてもある程度台の良し悪しを判断できる現在とは違って、完全に封入式に切り替わった場合は回してみないと台の良し悪しを判断できないのはきついですね~。

いずれにせよ、少しでもパチンコの勝率を上げたいのであれば、大型連休など回収日は徹底的に避けることが重要ですよ。

イライラするくらいなら打ちに行かない

ハマってイライラするくらいなら、はじめから打ちに行かないのが一番です。

しかし、分かっていてもこれが中々難しい(苦笑)

実際、私もついさっきまでは絶対に行かないと決めていたのに、気がついた時にはホールでパチンコを打っていた・・・なんてことは日常茶飯事でした。

幸い私は打ちに行きたいという衝動を克服することができましたが、打ちたいという気持ちを抑えることができるかどうかが、パチンコと程よい距離感で付き合えるかどうかの分かれ道だと思います。