今回は、パチンコの設定についての仕様や設定6の見分け方を解説していきます。

パチ・スロに詳しい人からすれば今のパチンコには設定がなく、当たりが軽い台やハマリ台は確率の上振れと下振れということは当たり前でしたが、最近になってなんとパチンコにも設定が搭載されることになりました!

高設定だから当たりが軽い、低設定だからハマるという現象も起こり得るということになりますが、パチンコの設定について掘り下げて説明していきますね。

パチンコに設定はある?

先に結論を言ってしまいましたが、現在のパチンコでは設定が搭載されているものもあります。

実は、20年以上前には設定付きパチンコが導入されたこともありますが、それ以降は設定が搭載されたパチンコはありませんでした。

それでも一部の方にはパチンコはスロットのように設定があると思われており、さらにそれは打ち手が絶対に知ることのできないブラックボックス的なものだと考えられていました。

 

理由としては、前日狂ったように爆連していた台は翌日以降大ハマリを繰り返すようになるとか、イベントとは告知できないものの還元日と思われる日に決まってホールが大量の出玉で溢れかえるから、といったものです。

しかし、実際にはこれらの現象はあくまで1日~数日単位で見た場合の結果であり、1ヶ月以上の中長期スパンで見れば確率は収束していきます。

要するに、1日単位ではホールもどの台が出るか予測ができませんが、1ヶ月というスパンであればホール全体の出玉状況がどのように推移するかを予測できるということです。

 

これらの計算に基づいて、打ち手に還元したい時には釘を開けて打ち手の投資を抑え、回収したい時にはその逆に釘を締めます。

つまり、ホール側は意図的に台の大当たり確率を変えることができないので、釘の開け締めで打ち手の投資額を調整するくらいしかできなかったというワケです。

パチンコの設定とはどんなもの?

パチンコの設定はスロットと同じように、最大で6段階まで。

6段階以内であればそれより少なくてもよく、3段階設定の台や4段階設定の台でも構いません。

そして、スロットと同じく設定は「1<2<3<4<5<6」の順で甘くなり、高尾が2018年8月にリリースしたP弾球黙示録カイジHIGH&LOW ざわっVer.は設定A~Cの3段階で、「C<B<A」の順で甘くなっています。

 

なお、「甘い」という表現を使いましたが、今のところは設定別に大当たり確率以外の調整をすることはできず、単純に高設定ほど当たりやすいと捉えておけばOKです。
(※出玉に直接関係のない、演出面には設定差を付けられます)

2018年8月に導入された設定付きパチンコ3機種の大当たり確率を記載するので、参考にしてみてください。

PF.革命機ヴァルヴレイヴ
設定 大当たり確率
()内は確変中
1 1/159.8(1/50.0)
2 1/154.2(1/48.2)
3 1/150.7(1/47.1)
4 1/147.3(1/46.0)
5 1/140.9(1/44.0)
6 1/119.2(1/37.2)
P弾球黙示録カイジHIGH&LOW ざわっVer.
設定 大当たり確率
()内は確変中
C 1/199.0(1/109.3)
B 1/149.6(1/81.8)
A 1/99.9(1/54.6)
PAミルキーバーN-W3
設定 大当たり確率
()内は確変中
1 1/99.9(1/50.0)
2 1/89.9(1/45.0)
3 1/69.9(1/35.0)

ちなみに、20年以上前に導入されていたギンギラパラダイス、大工の源さんといった設定付きパチンコは3段階設定で、設定1が最も甘い設定になっていました。

また、2018年の時点で導入されている設定付きパチンコと同じように、設定が変更できて釘の調整もできるといった仕様でした。

そのため、どれだけ設定が高くても釘を締められて全然回らないどれだけ釘が開けられていても設定が低くて出ないといったこともあったようです。

 

当然、今の設定付きパチンコでも同じような調整ができるワケですが、今後導入される封入式パチンコでは釘を調整することができなくなります。

つまり、スロットと同じように設定の高低が出玉に直結することになり、この台は回る回らないといったボーダーラインを気にする必要が無くなりますね。

設定6(高設定)の見分け方

先ほど説明した通り、出玉に直接関わる面で設定差を付けられるのは大当たり確率だけです。

そのため、単純に初当たりが軽い台ほど高設定に期待が持てるということになります。

 

その他の大きな特徴としては、設定付きパチンコにはスロットのような設定示唆演出が搭載されていたり、設定によって特定の演出発生率が異なる点です。

基本的には高設定ほど特定の演出が発生しやすくなっていたり、機種によっては高設定でしか発生しない演出を搭載していることもあるんですよ。

例えば、現在の設定付きパチンコの先駆けとなったPF.ヴァルヴレイヴの場合、至るところに設定差のある演出が盛り込まれています。

  • 羽予告
  • リーチハズレ後シャッター
  • 回転数カウンター
  • 革命の刻選択画面
  • 革命の刻失敗時背景
  • 革命RUSH突入時GET色
  • キャラリーチ・エルエルフ
  • 保留入賞時音演出
  • 前兆チャンス目予告

PF.ヴァルヴレイヴをリリースしているSANKYOというメーカーは、スロットでも設定示唆演出をふんだんに盛り込んでいますが、大当たり確率と演出以外に設定差を付けられる要素がない以上、演出が今後の設定付きパチンコの設定6(高設定)を見抜くために重要な要素となってくることは間違いないです。

なお、ホールの釘調整にも左右されますが、PF.ヴァルヴレイヴの場合は設定6の機械割が120%オーバーと言われています。

もし本当に120%オーバーとなれば、スロットのバジリスク~甲賀忍法帖~絆よりも甘い台ということになりますね。

 

それと、現在順次導入されている設定付きパチンコは、既にリリース済みの機種を設定付きに仕様変更したものが多いです。

設定付きパチンコにはタイトルの頭に「P」と表記されていますが、タイトルの頭にPと書かれている機種でもP魔法先生ネギま!のように、新内規に対応した設定非搭載の機種の可能性があるので、混同しないよう気をつけてくださいね。