これからパチンコデビューする初心者向けに、おすすめの台選びから交換までの流れを徹底解説!

また、最低限覚えておきたい用語や軍資金の目安、初打ちで勝つにはどうしたらいいかという質問に回答してみたので、あなたが同じような疑問があるならぜひ参考に参考にしてみてくださいね。

パチンコのルール

まずはじめに、パチンコのルールについて簡単に解説していきます。

パチンコ台をかなりアバウトに分類するとデジパチと羽根モノというように区別できますが、デジパチというのはスタートチャッカーに玉を入れることで大当たりのデジタル抽選が行われるのに対して、羽根モノは当たり穴に入った時点で大当たりというアナログなゲーム性です。

これだけ聞くと羽根モノの方がシンプルなゲーム性なのですが、実際のところは羽根モノは技術や知識の差がモロに出るので、デジパチを打つことを前提に話を進めますね。

 

デジパチは3つの数字が揃うと大当たりとなり、大当たりしたらアタッカーと呼ばれる部分に玉を入れることで大当たりの種類に応じた出玉を得られます。

大当たり後は機種にもよりますが、大体の場合は“確変”“時短”といったサービスタイムに突入し、再び大当たりを目指します。
(※確変、時短についての詳しい解説は後述)

パチンコのやり方(打ち方)

それではパチンコのやり方を、玉を借りるところから掘り下げて説明していきます。

台に座って玉を借りる

パチンコホールに入って打ちたい台が見つかったら、台に座ってサンドと呼ばれる機械にお金を入れましょう。

サンドは台の左側に設置されていることが多いですが、うっかり隣の台のサンドにお金を入れないよう気をつけてくださいね(笑)

それと、旧式のサンドだと千円札しか対応していない可能性がありますが、今は五千円と一万円札に対応していないサンドを使っているホールの方が少ないと思います。

 

サンドにお札を入れると入金額が表示されるので、表示が出たのを確認してから“玉貸”というボタンを押してください。

すると、4円パチンコの場合は500円単位で上皿に玉が出てきます。

スタートチャッカーに向かって玉を打ち出す

上皿に玉が出てきたら台の右側に付いているハンドルを右に回して、盤面中央下にあるスタートチャッカーに向かって玉を打ち出しましょう。

機種によっては右側に玉を打ち出すとスタートチャッカーに玉が向かわないものもあるので、ハンドルの捻り具合を調整して基本は左側に玉を打つようにしてください。

スタートチャッカーに玉が入ると、大当たりの抽選が行われて数字が動き出します。

変動時には大当たりを予感させる様々な演出が発生し、最終的に数字が揃えば大当たりです!

大当たり中の流れ

大当たりをしたら、アタッカーに向かって玉を打ち出しましょう。

機種によってスタートチャッカーの下にアタッカーがあったり、盤面の上や右側にアタッカーがあったりするので、先にアタッカーの部分を把握しておくと安心です。

 

アタッカーに玉が入ると上皿と下皿に玉がドンドン貯まっていき、一定数貯まると下皿の玉を抜くよう音声案内が入ります。

このタイミングで下皿の玉をドル箱に移し、ドル箱がいっぱいになりそうになったら呼び出しボタンを押して店員を呼んで箱を変えてもらいます。
(※パーソナルシステムを導入しているホールは箱を変える作業がないので、店員を呼ばなくても大丈夫です)

 

ただ、ここで玉抜きレバーの場所が分からなくて焦ってしまう初心者は多いですが、玉が溢れてしまいそうだからと打ち出しをやめてしまうとアタッカーが閉じてしまって損をする可能性があるので、玉を抜けなくても絶対に打ち出しをやめないように!

しっかりとアタッカーに玉を入れておけば、大当たり終了後に台の中に貯まっている出玉を余裕を持って抜くことができるので安心してください。

「下皿の玉を抜いてくれ!」・・・といったような音声がずっと鳴り響いているのが気になるかもしれませんが、とりあえず無視してしまって大丈夫です(笑)

大当たり終了後

大当たり終了後に確変、時短といったサービスタイムに突入したら、“電チュー”に向かって玉を打ち出します。

電チューの位置に関しては、アタッカーの位置と合わせて確認しておくのがいいでしょう。

また、確変が次回大当たりまで保証されている機種、規定回数で確変が終了するST機などがありますが、サービスタイムを継続させて出玉の塊を作っていくことが勝ちに繋がります。

 

確変、時短が終了したら、スタートチャッカーに玉を入れて大当たりを狙うところからやり直し。

基本はここまでの流れの繰り返しです。

パチンコ初心者が押さえておくべき台選び

パチンコ(デジパチ)にはミドルタイプ、ライトミドルタイプ、甘デジタイプといったスペックがあります。

ミドルタイプはハイリスク・ハイリターン甘デジタイプはローリスク・ローリターン、ライトミドルタイプはミドルと甘デジの中間的な仕様と捉えるといいでしょう。

もう少し踏み込んだ話をすると、ミドルタイプは大当たりしにくい代わりに大当たりした時の出玉が多く、甘デジタイプは大当たりしやすい代わりに大当たりした時の出玉が少ないです。

 

参考までに、大海物語4という台のミドルタイプ、ライトミドルタイプ、甘デジタイプの大当たり確率と平均出玉、平均連チャン数を表にしてみました!

項目 ミドル ライトミドル
(ブラック)
甘デジ
(アグネス)
大当り確率
(通常時)
1/319.6 1/199.8 1/119.8
平均出玉 約5,733個 約3,019個 約1,510個
平均連チャン 約4.0連 約3.6連 約2.6連

初心者におすすめのスペックは、大当たりを引き当てやすい甘デジタイプ。

最初のうちは甘デジタイプでパチンコのルールを覚えて、慣れてきたらライトミドルやミドルタイプ、羽根モノに挑戦してみるのがいいでしょう。

初心者におすすめの台は海物語

パチンコ初心者におすすめの台は海物語シリーズ。

これは私に限った話ではなく、パチンコ中級者~上級者のほとんどの人が海物語を推すと思います。

 

海物語を推す理由としては、とにかくゲーム性や演出がシンプルで分かりやすいから。

確変、時短といったサービスタイム中にやめてはいけないということだけ覚えておけば、パチンコ初心者でもまず損をすることはありません。

また、通常時と確変・時短中、大当たり中の打ち方を変えなくていいのも初心者には優しい仕様と言えます。

 

パチンコには海物語のほかにも牙狼、北斗の拳といった人気シリーズもありますが、確変・時短中と大当たり中は打ち方を変えないといけないので、慣れていないと忙しく感じるかもしれません。

画面の指示に従って打っていればよほど問題はないものの、特定の状況でしっかり玉を打ち出しておかないと損をしてしまう可能性もありますしね。

 

それと、海物語は確変や時短に突入すると必ず告知されますし、液晶を見て簡単に状態を判断できます。

しかし、中には確変突入が告知されず、液晶を見ても通常か確変かを判断することができない潜伏確変を搭載している機種もあるので、下手に色々な台を打つくらいなら海物語だけを打つことをおすすめします!

出玉計測から交換までの流れ

海物語の場合、確変・時短が終了して通常時に戻った時がやめどきです。

まずは呼び出しボタンを押して店員を待ち、店員が来たら“交換”と伝えてください。

すると、出玉を計測するために計数機(ジェットカウンター)まで案内されるので、店員が出玉を流すのを見守りましょう。

 

出玉の計測が終わったら店員にレシート、もしくはカードをもらえるので、それを持って景品カウンターへ向かいます。

もし景品カウンターの場所が分からなければ、出玉を流した店員に聞けば教えてくれますよ。

景品カウンターに行ってレシートを渡すと、特殊景品か一般景品のどちらと交換するかを聞かれるので、最終的に現金に変えたい場合は特殊景品に交換してもらいましょう。
(※たいていの場合は「全部交換で」と言えば通じます)

 

すると、使い道がよく分からない景品を渡されると思うので(笑)、それを持って換金所に向かいます。

換金所で特殊景品を差し出すと現金に変えてもらえます。

残金の抜き忘れに注意!

パチンコを打っていてよくやりがちなのが、残金を抜き忘れて席を立ってしまうこと。

金額にもよりますが、かなりの確率で誰かに抜き取られてしまう危険性があります。

残金を抜き取った当事者がその後もホールにいれば防犯カメラで割り出すこともできますが、すぐにホールを出られた時はどうにもなりません。

 

そのため、交換の時に限らず離席する時は必ず残金を抜くようにしてください。

残金はICカード(コイン)になって出てくるので、景品カウンター近くに設置されている精算機で現金に変えます。

現金に変えられるのは当日のみとなっており、翌日以降は玉の引き出しだけにしか使えないことも覚えておいてくださいね。

勝手に出玉を流すのはルール違反

計数機は何箇所かに設置されていますが、すぐ側に計数機があるからといって店員以外が出玉を勝手に流すのはルール違反です。

交換以外の時間は計数機に鍵が掛かっているので、よほどのことがない限りは大丈夫だと思いますが、たまに店員が鍵を掛け忘れて計数できる状態になっているので、知らずに玉を流してしまわないよう気をつけてください。

 

また、景品カウンターには計数機は設置されていないので、出玉を直接景品カウンターに持っていくのもダメですよ(笑)

それと、パーソナルシステムを導入しているホールはカードに出玉情報が記録されるため、カードを抜き取った後に直接景品カウンターに向かえば大丈夫です。

出玉を直接現金には交換できない理由

出玉を直接現金に交換できない理由を簡単に言えば、パチンコが公営ギャンブルとして認められていないから。

ただ、特殊景品に変えた出玉をパチンコホールとは別の業者が現金化するならホールは関与していないことになるので、実質的に出玉を現金に変えられるというヘンテコなルールがあるんです。

この”三店方式”という仕組みは、誰がどう見てもツッコミどころ満載なんですけどね(笑)

換金所の場所はルール上では教えられない

三店方式という仕組みでパチンコホールの経営が成り立っている以上、ホール側は換金所の場所を教えられません。

中には、「お店を出られて右の方へ向かうお客様が多いようです」といったようなやんわりとしたニュアンスで教えてくれるホールもありますが、厳しく指導されたホールだと頑なに「お答えできません」と言われてしまうこともあります。

そんな時には、自分の前後で出玉を特殊景品に交換した人に付いていきましょう。

初心者は当たりやすいよう操作されている?

ここからは、初心者が疑問に思いがちなことを順番に解説していきます。

まず、初心者は当たりやすいようにホール側が操作しているという疑問。

ビギナーズラックということもあるくらい、初心者だから勝てたという話をよく耳にしますが、実際には勝てる人もいれば負ける人もいます。

私の場合は運良く勝つことができたものの、大負けした友人は何人もいますしね。

 

中には未だにホール側が大当たりや出玉を遠隔操作しているという人もいますが、ホール側からすれば違法な操作をするメリットよりもデメリットの方が大きいです。

もし違法な操作をしたのが発覚して警察に摘発されれば一定期間の営業停止どころか、その法人のパチンコ店全店の営業許可取り消しのリスクがあります。

詳細記事:パチンコで当たらない時に「遠隔」とクレームを言っても無駄な理由

初心者が勝つにはどうすればいい?

極論になってしまいますが、初心者がいきなり勝とうと思って打たない方がいいです。

運の要素を除けばパチンコで勝つためには釘を読んだり“止め打ち”“捻り打ち”といった技術介入がこなせることが前提になります。

少なくとも今の時点で止め打ち、捻り打ちといった言葉を初めて聞いたなら、運任せで勝ち負けを決めるしかないと思っておいてください。

 

初打ちで勝てたらラッキー程度に捉えて、まずは甘デジの海物語などのシンプルな機種を打ってルールを覚えることに専念しましょう。

それと、もしかしたら好調台・不調台という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、基本的には台の履歴(データ)は気にしなくても大丈夫です。

最近ではパチスロのように設定が付いたパチンコも増えてきたものの、まだまだ勝ち負けがホールの釘調整に依存する事実は変わりません。

関連記事:パチンコの設定とは?設定6の見分け方や詳しい仕様を解説!

ヘソ釘だけでも見れるといい

あえて言うなら、ヘソ釘(スタートチャッカー上の2本の釘)くらいは見れるといいですね。

左右の釘が外側に向いて上向きになっていればプラス調整ですし、その逆パターンになっていればマイナス調整。

あとは左側にある風車が付いた釘が左向きに調整されていればプラス調整、その逆パターンがマイナス調整です。

 

プラス、マイナスというのはお客側から見た調整なので、マイナス調整の台は避けてプラス調整の台に座ることができれば勝ちに繋がります。

そのほかにもアタッカーやスルー周りなど見るべき釘はまだまだありますが、初心者のうちはヘソ釘が見れるだけでもかなりの差が付くと思います。

余裕ができたら損をしない打ち方を

パチンコを打つのに慣れてきたら、損をしない打ち方にも挑戦してみましょう。

初心者でも実践しやすいのが、保留が貯まっている時に玉の打ち出しをやめることです。

保留が貯まっている状態でいくらスタートに玉を入れても大当たり抽選はされないので、保留が貯まっている状態でリーチをしたら打ち出しをやめるクセを早い段階で身につけてしまうことをおすすめします。

最低限押さえておきたい用語

海物語を打つならヘソ電チュー確変ST時短くらいの用語を覚えておけば十分です。

ヘソというのが最初に狙うスタートチャッカーのことで、電チューというのは電動チューリップの略で、確変や時短中にパカパカと動くヘソの下にある入賞口のことです。

確変は確率変動の略で、確変中は大当たり確率が大幅にアップしているだけでなく、電サポ(電チューサポート)が付くおかげで出玉をほとんど減らさずに次の大当たりを狙えます。

 

STというのはスペシャルタイムの略で、確変が○回転まで継続する仕様になっており、規定回転数を超えてしまうと大当たりしないまま通常状態に転落してしまいます。

時短はチャンスタイムとも呼ばれており、確変と同じように電サポが付くのですが、大当たり確率自体は通常時と変わりません。

軍資金はいくらあればいい?

4円パチンコを打つなら軍資金は3~4万円くらいが目安、1円パチンコを打つなら1万円くらいを目安にしておくのがいいでしょう。

1円パチンコは4円パチンコよりも投資が抑えられるため、はじめは1円パチンコからスタートしてみるのもいいと思います。

ただ、1円パチンコは勝てない調整で放置されているホールが多いので、勝ちにこだわるなら1円パチンコを打つのはおすすめしませんけどね。

 

1円パチンコを打つにあたって気をつけて欲しいのが、1円パチンコの負けを取り戻そうとして安易に4円パチンコに移動しないこと。

また、そろそろ当たりそうという根拠のない理由で、自分の決めた軍資金以上のお金を使わないことも重要です。

自分で決めたルールを破った瞬間、養分の道に足を踏み入れると思っておいてください。

パチスロとパチンコどっちがいい?

これも初心者にありがちな疑問ですが、パチスロとパチンコどっちがおすすめかと聞かれればパチンコをおすすめします

パチスロはボーナス絵柄を揃える時に目押ししないといけませんし、適当に打っていると小役を取りこぼして損しますからね。

 

一応、ボーナスが揃えられない時は店員を呼ぶとアシストしてくれるので、周りの目が気にならないなら店員に頼ってもいいでしょう。

それと、パチスロの中には勝手に(擬似)ボーナスが揃うART・AT機というスペックもありますが、内部システムが複雑でやめどきを間違えると損をする機種もあるため、打つのであればジャグラーやハナハナなどの完全告知のAタイプがいいですよ。