パチンコデビュー間もない初心者向けに、パチンコの打ち方を基本から丁寧に解説していきます。
パチンコ初心者が打ち方に慣れるには、海物語を大当たりから確変、時短終了まで何回か打ち込んでみるのが一番分かりやすいです。
とは言え、どこを狙えばよく回るのか、大当たり中にはどうやって打てばいいのか分からないと思うので、掘り下げて順番に解説していきますね。
※台選びから換金までの流れはこちらの記事
⇒パチンコ初心者向け講座!~おすすめの台選びから換金までの流れ~
初心者は海物語で打ち方を覚えよう
私がパチンコ初心者に海物語をおすすめする理由は、基本的にずっと左打ちしているだけでいいから。
また、海物語は左右対称の盤面になっているので、多少ストロークの調整をミスして右側へ打ち込んでしまってもヘソ入賞を狙えます。
ちなみに、ストロークとは玉を打ち出す強さのことで、パチンコはストロークをハンドルの捻り具合で調整することによって玉の着地点を変え、よく回る場所や回転率が安定する場所を探っていきます。
基本は左打ちするだけでいい
海物語以外にも左右対称の機種はありますが、左右対称の機種だろうと非対称の機種だろうと、パチンコの釘は左打ちすることを前提に調整されています(通常時)。
そのため、左右対称だからといって右打ちすると調整が辛くて損をすることが多いですし、玉がヘソに辿り着くまでの距離も左側の方が短いことから、回転率が安定するのも左打ちです。
たまに明らかな釘調整の失敗で右打ちした方が良く回ることもあるものの、自分で釘読みがしっかりできた上で狙わないと無駄な投資が増えるだけなので、釘読みできないうちは左打ちに徹することをおすすめします。
狙う場所は微調整すべし!
左打ちをするにも強弱の微調整は必要です。
弱め打ちの方が良く回って回転率が安定することもありますし、その逆に強め打ちがプラスに働くこともあるので、4~5千円ほど使って千円あたりどれくらい回るのかをチェックしておきましょう。
もし余裕があればワープからステージに玉が流れてヘソに入るか、風車からヘソの方向に玉が向かっているか、ヘソ付近の玉の動きも見ておいてください。
ただ、どこを狙うにしても回転率にムラが出るのは仕方がないので、一度よく回ると感じた場所を見つけたらその場所をずっと狙えばいいですよ。
短時間だと回る時と回らない時のムラが激しいため、あくまで回転数の平均値が優秀な場所を優先して狙うというわけです。
基本を押さえたら他のパチンコ台も打ってみよう
海物語で基本の打ち方を押さえたら、徐々に他のパチンコ台も打ってみましょう!
今回はまどマギ、天龍、うしおととら、餃子の王将といった4機種の打ち方を簡単にまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
まどマギ
まどマギは海物語とは違って通常時は左打ち、大当たり中と大当たり後は右打ちで消化します。
実際に盤面を見れば初心者の方にも一目瞭然なのですが、まどマギの盤面は左右非対称になっており、通常時に右打ちするとヘソに玉が入らないため、ストロークが強くなりすぎないよう気をつけてくださいね。
それと、まどマギは難しい用語を使うと一種二種混合タイプのパチンコで、確変機の海物語とは違って確変を搭載していません。
ただ、基本的には液晶の指示に従って打っていれば損をすることはないので、初打ちする時は液晶に出ている指示を見逃さないように気をつけておくといいでしょう。
まどマギは大当たり後に時短に突入し、電サポと保留で連チャンを狙います。
ワルプルギスの夜は電サポ1回+保留、マギカラッシュは電サポ6回+保留、アルティメットラッシュは電サポ100回+保留で構成されていますが、注意しなければいけないのは必ず保留を満タンにしておくこと。
なぜなら、まどマギの時短中(V入賞時)の大当たり確率は1/7.2と非常に高くなっており、保留を1個でも貯めそこねると1個につき1/7.2の大当たり抽選の権利をみすみす手放してしまうことになるからです。
マギカラッシュのトータル継続率80%という数値も保留を全て貯めていることが前提なので、絶対に保留を貯めるまで打ち出しをやめないよう気をつけてくださいね。
なお、まどマギには初当たり確率1/319のミドルタイプ、初当たり確率1/228のライトタイプ(まどかver)がありますが、どちらに関してもゲーム性は同じです。
まどマギのスペックや打ち方について詳しく解説した記事はこちら
⇒パチンコ・まどマギのスペックや信頼度を徹底解説!!
天龍∞
海物語とまどマギは大当たりがデジタル抽選されるデジパチですが、天龍は当たり穴に玉を入れれば大当たりのアナログ機。
羽根モノ、一発台とも呼ばれていますが、厳密には一発台ではありません。
※パチンコの一発台についての詳しい解説はこちらの記事
⇒パチンコの一発台とは?最新台は厳密に言えば別物です【動画あり】
今までデジパチだけ打っていて初めて天龍を打つとまず驚かされるのは、全然回らないことだと思います(笑)
羽根モノは千円で1~2回転くらいしか回らず、役モノに突入した玉の動きを楽しむのが醍醐味です。
デジパチのように液晶がない分、より釘調整で玉の動きが顕著に変わりますし、勝とうと思って打つなら釘読みの力も重要になってきます。
ただ、遊び打ちするだけなら打ち方はさほど難しくはなく、左打ちしても右打ちしても役モノ入賞は狙えます。
セオリーなのはもちろん左打ち。
天龍の場合は左ルートは天ルートと呼ばれており、右側のルートよりも役モノ入賞率が高くなっています。
対する右ルートは龍ルートと呼ばれており、役モノ入賞率が低い代わりに入賞すれば直接3段クルーンに玉が流れるといったメリットあり。
玉が役モノに入賞したら後は当たり穴に玉が入るかどうかを見守るだけなので、ストローク位置さえ決まってしまえば初心者でも打ちやすいと思います。
天龍を打つ上で注意すべきは大当たり後で、必ず右上のスライド入賞口に玉を4個入賞させるようにしてください。
なぜなら、ここで入賞させた分だけ大当たりが発生するから。
というのも、天龍∞(7000VS)は見た目上は一度の大当たりで約6,360個の払い出しがありますが、実際には約1,590個の払い出しのある大当たりが4セット続いているんです。
もし大当たり後に右上のスライド入賞口に玉を1個入れ損ねると、1,600個近くもの払い出しが丸々無くなってしまうことになるので、右上の矢印の側のランプが4つ点灯させるまでは打ち出しをやめないようにしましょう。
天龍のスペックや打ち方について詳しく解説した記事はこちら
⇒パチンコCR天龍∞のボーダーや最高出玉を徹底検証!【動画付き】
うしおととら
うしおととらは、デジパチに”天下一閃”という羽根モノの役モノを搭載した変則的なパチンコ台です。
タイプとしてはまどマギと同じ一種二種混合機で、通常時のゲーム性は海物語やまどマギのようにヘソに玉を入れて当たりを狙います。
最終決戦チャレンジ(小当たり)に当選すると最終決戦図柄が液晶に停止し、液晶下の役モノに流れた玉が当たり穴に入れば大当たり。
大当たり後はまどマギと同じく時短に突入し、電チュー保留で当たりを引ければ再び大量出玉を獲得できる一撃性の高い仕様になっています。
うしおととらも液晶の指示に従って消化すればよほど損をすることはありませんが、電チュー保留を使って連チャン抽選が行われるといった仕様上、必ず電チュー保留を貯めるよう気をつけてください。
(※液晶左下の保留表示の赤い数字が「1」になっているのが保留が貯まっている状態です)
餃子の王将
餃子の王将はパッと見た限りではアナログ機に見えるかもしれませんが、デジタル抽選で当否が決まるデジパチです。
左打ちで飛び込み口を狙って上手く玉が通過すると役モノに突入し、「始」と書かれた入賞口に入ればデジタルが始動して大当たりの当否が告知されます。
大当たり後には最大4回転の引き戻しゾーン「おかわりタイム」へ突入しますが、おかわりタイムも残り保留で連チャンを目指すゲーム性になっています。
普通に打っていれば保留は貯まると思いますが、保留を貯めないと損をするゲーム性ということはしっかりと覚えておいてくださいね。
ちなみに、もし普通に打っていて保留が4個貯まらないような台なら明らかなマイナス調整なので、その時点で打つのをやめた方がいいです。
今日から試せるパチンコのコツ
今日から試せるコツというのは、自分が打つ台のボーダーライン(千円でどれくらい回ればいいのか)を知っておくこと。
なぜなら、現在のパチンコは基本の打ち方さえ分かっていれば極端に回転数が変わることがないからです。
そのため、釘をしっかりと見て少しでも良く回りそうな台に座るのが最大のコツと言えるのですが、前提としてボーダーラインを知っていないと話になりません。
ボーダーラインが±0なら理論上は負けないことになるものの、アタッカー周りの釘を調整されて出玉を減らされている可能性があることも考慮すると、釘読みができないパチンコ初心者はボーダー+2~3回転くらい回る台を優秀台と捉えておくといいでしょう。
なお、機種別のボーダーラインに関しては、パチマガスロマガのWEBサイトを参考にするのがおすすめです。
初心者もできる打ち方の小技
ボーダーライン以外にも、初心者もできる打ち方の小技はあります。
最も基本的な技術と言えば、保留が満タンになる1個手前で打ち出しをやめること。
保留を満タンまで貯めた状態でヘソに玉を入れても大当たりの抽選は行われないので、例えば保留が4個まで貯まる台なら3個貯まった時点ですぐに打ち出しをやめましょう!
もし長時間に渡るロングリーチが繰り広げられる台を打ちっぱなしで消化した場合、1日単位で見るとかなりの玉を損することになりますよ。
ちなみに、電サポ中は電チューの開放パターンに合わせて玉の打ち出しをコントロールすることで持ち玉の減りを抑えられたり、微増させることができる台もあります。
ただ、電サポ中の止め打ちに関しては機種によって様々なので、ここで説明するのはやめておきます。
大当たり中も無駄打ちをしない
大当たり中にはアタッカーに玉を入れることで出玉を獲得できますが、アタッカーは大当たり中ずっと開いているわけではありません。
パチンコの大当たりは15Rとか10Rといったラウンド数に応じてアタッカーの開放回数が決められており、ラウンド間はアタッカーが一旦閉じます。
アタッカーが閉じている間にどれだけ玉を打ち込んでも損をするだけなので、アタッカーが閉じている間は打ち出しをやめるようにしましょう。
しかし、どの機種に関してもアタッカーまでは結構な距離があるため、アタッカーが閉じたのを確認してから打ち出しをやめるのでは遅すぎます。
アタッカーは規定個数玉を入れると閉まるようになっているので、例えばアタッカーに10個玉を入れると閉じる台なら7~8個玉が入った時点で打ち出しを一旦やめるようにしてみてください。
もし玉が10個入らなければ、単発打ちで10個目を入れれば無駄玉を最小限に抑えられます。
ただ、アタッカーは規定個数入賞で閉まるという条件以外に、一定時間が経つと閉まるという条件もあります。
最初からずっと単発打ちすると制限時間を迎えてアタッカーが閉じてしまう可能性もあるので、アタッカーに入った玉の個数を数えてリミット手前で打ち出しをやめるよう調整してくださいね。
過剰入賞を狙う技術介入手順もある
これは上級者向けの技術介入になりますが、本来10個までしかアタッカーに入らない台に11個入賞させてより多くの出玉を獲得する方法もあります。
この過剰入賞手順をオーバー入賞手順と呼ばれており、主に大当たり中に右打ちで消化する機種でよくオーバー入賞手順が使われます。
途中までの手順は止め打ち手順と同じですが、10個目をあえて弱めに打って11個目を思い切り右打ちすることでアタッカーが閉まる前に強引に11個目を入賞させます。
このオーバー入賞手順はハンドルを最後に右に捻る動作から、”捻り打ち”と呼ばれるようになりました。
それと、海物語のような左右対称でアタッカーが中央下にあるような台では、左右に玉を散らして打つことでオーバー入賞を狙える場合もありますよ。
ホールによっては禁止されている打ち方も
残念なことに、ホールによっては技術介入を禁止していることもあります。
ホール独自のルールをハウスルールと言いますが、大当たり中の捻り打ちを禁止していたり電サポ中の止め打ちを禁止しているなど様々です。
厳しいホールだと通常時の止め打ちまで禁止しているホールもあるんですよ。
厳密に言えば、パチンコでお客側の技術介入を認めないとなると運だけに任せるギャンブルということになるので、技術介入禁止というハウスルールは矛盾しているんですけどね・・・
(※前提として、パチンコは国からギャンブルとして認定されていません)
しかし、ホールと口論したところで出禁にされて終わるだけですし、おとなしく言うことを聞いておいた方が無難です。
技術介入を禁止している分だけ甘めの調整で使っているホールがほとんどですが、そこまで甘くない状況なら「こっちから願い下げだ!」と心の中でつぶやき、今後はそのホールに通わないようにしましょう(笑)